ここ仙台でも、蝉の鳴き声が耳に入ってきました。
石巻の一箱古本市まであと一週間、ぼちぼち持っていく本を選ばねば、と思っています。
とりあえず俳句関連の本は持っていこうと決めていますが、一昨年の出店から自分の蔵書以外のものも店頭に並べたいな、と思って、ご縁のある方々に本を一冊交換しませんか、と呼びかけてきました。できれば一言添えていただいて。
その中で、私の農業の師匠(市民農園を借りて畑をやっています)が寄せて下さったメッセージの写しを残していましたので、ご本人の許可をいただいてここに掲載します。
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この本、『ようこそ、ほのぼの農園へ いのちが湧き出る自然農の畑』 松尾靖子著は、2014年5月にでたばかりです。
著者の松尾さんの3回忌にあわせて出版されました。
偲ぶ会を兼ねた出版記念パーティーはチェルノブイリの後に出た名著、『まだ、まにあうのなら』の著者、甘蔗珠恵子さんのお寺で開かれました。お二人は30年来の親友だったんですよ。
私は宮城県南部の丸森町で自然農のお百姓をしていますが、松尾さんは大好きな「自然農の先輩」で「自然農のお姉さん」でした。
この本は甘蔗さんからプレゼントされたものです。
執筆されていることは松尾さんの農園の研修生から聞いていたので、出版されることをずーっと待っていました。
私は自分で1冊買いますのでぜひぜひ、どなたか手に取って読んでください。
福岡弁でのダジャレを交えた文章から、松尾さんの明るくて、おおらかで、常に心を開いている、、それでいて気を遣う繊細な人柄・・・有機農業を一から始めそして自然農へと切り替えていった強さ、自然農と言えども「営農」であること、あり続けることのプライド、厳しさ、それだけでなく、喜びも受け取っていただけたらとてもうれしいです。
福岡の松尾さんの本から届いた種が、石巻で降ろされ、芽をだし、すくすくと天に向かってからだとこころを伸ばしていくとを夢見ています。
2014年7月 丸森かたくり農園 みどり
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